まさきとしかさんの「大好きな人、死んでくれてありがとう」を読んだよー
章ごとに別の目線で話が進んでいくタイプだったんだけど、最初の章を読んだ時に、あ、これ好きな話だって思って気がついたら1日で一気読みしてた。
ざっくりあらすじとしては、元アイドルが何者かに殺されたことで色々な第三者目線からその話を追っていくって感じ。同じグループいた人とか同じ職場にいた人の目線みたいに。ジャンルとしてはイヤミスだから誰が殺したのかってのももちろん主題としてあるんだけど、、"イヤミス"の"イヤ"の部分がとっっっってもよくって。
死んだ人ってさ、基本的にずるいんだよ。
今回の話は殺人だったわけだけど、事故死とか自殺とかさ。
思い出は絶対的に美しいもので二度と取り戻すことができないからこそ綺麗なものにしてしまうんだよ。だから死んだ人は美しくなってしまう。
今回の作品でも、殺されてしまった彼に狂わされた、あるいは殺されてしまったからこそ、亡くなってしまったからこそ狂ってしまった人もいて。美しいものに縋ろうとすると人間はどんどん汚くて穢らわしい部分がどろどろと溢れ出す生き物だから、その汚い部分がこの"イヤミス"の"イヤ"のエッセンスになってた。
もしかしたら次のは内容に軽く触れてしまうかもだから読み飛ばしてもらっていいんだけど、、
そしてこの作品は殺された彼にまつわる第三者の視点だから、彼がなにを思っていたのかが最後まで掴めなかった。君は一体何を思っていたのかな。
はい、危ない箇所おわり
一応ネタバレはしないがモットーだからね。
でもそれもまたリアルでもあるね。
どこまでいったって居なくななった人の感情なんてどれだけ自分が一番知ってるって思ってても一生かけてもわかることなんてないんだからね。そもそも生きてる人の感情すら難しいんだし。
やっぱり思い出は大切にしたいよ。
おわりだよ〜
